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読み物あれこれではスタッフが各々勝手きままな読書感想文を書いております。暴言・無知・恥知らず・ご意見はいろいろお有りでしょうが、お気に召した方だけお読み下さい。
   
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陸 秋槎
リチャード・スターク
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元年春之祭 陸 秋槎

中国の古代の話、宮城谷氏以外の書き手のモノを読むとこんなにも読みづらいのか。
いやいや宮城谷氏以外も読んでました。

なんだろう。
何故、頭に入って来ない?

前漢の時代の旧楚の国の祭祀を担う一族の元へ、旧斉の国から豪族の娘が客人として訪れ、そこで起こった殺人事件を解決して行こうというお話。

その4年前に起きた一族の長男一家殺人事件。
娘一人を除いて全員死亡。

それに新たに起きる殺人事件。

一帯の集落には一族の3家族しかいないのだから、
それぞれ、外部と遮断されているなら、ほぼほぼその親族内でしか考えられないし、第三者が捜査をしようどころか近隣に住む一族同士。
そんなの毎日一緒に過ごしていれば自然にわかってしまうんじゃないのか。

たまたま滞在しに来た縁もゆかりもないしかも若い娘二人が新たな犯行の犯人なんてちょっと無理があり過ぎる。

なかなか絶賛されていた本だけに期待するところ大だったが。

中国古代を舞台とした現代的?ミステリ、という目新しさはあったものの、なんとも読みづらい本だった。

やっぱり宮城谷氏の本を読みたくなってしまった。



元年春之祭 陸秋槎著
13/Sep.2019
悪党パーカーシリーズ リチャード・スターク
「悪党パーカー/人狩り」そもそもこれが始まりの一冊。
一匹狼の強盗男のパーカー。
アメリカの全国組織であるマフィアが相手だろうが全く怯まない。
マフィアに逆らうこと、すなわち、アメリカ中を敵に廻すことなのらしい。
なんでもマフィアの連中というのは郵便局員並みにそこら中に居るのだとか。
たぶん警察官よりも多い、ということなのだろう。

ボスクラスのところへ単身乗り込んで親分を脅す。
そのボスクラスで話にならないとさらにその上のボスクラスを脅す。

元はと言えば、その子分に強奪した金を奪われたからで、脅すというより、
「俺の金を返せ」という取り立てをやっているわけなのだが。

そこで伊坂の陽気なギャングだったら、
「だから、それはもともとあんたのお金じゃないって」
って突っ込みが入るところなのだが、パーカーの世界ではそんな突っ込みを入れる人物は登場しない。

訳者があとがきで書いているが、本来「悪党パーカー/人狩り」、これで完結する話だったそうだ。
パーカーが最後には死んでしまうストーリーだったとか。
連載の要望強く、ストーリーを曲げて、パーカーシリーズは続いて行った。

マフィアのボスをも恐れない男。
その先どんな話が続いて行くのか。
「悪党パーカー/殺人遊園地」これなども現金輸送の装甲車から金を強奪する。
仲間と言ったって元々一匹狼の集まりだからどんな連中が揃うかわかったもんじゃない。運転手役の男が逃走中に焦ってカーブで車を横転してしまう。

逃げる先は休園中の遊園地。

遊園地各テーマパークにいろんなしかけを使って追っ手を退けて行く。
遊園地ならではのしかけでなかなかに面白い。

さらには「悪党パーカー/殺戮の月 」
「殺人遊園地」では隠した金をいつか取り戻しに行こうと追っ手から逃げるのがせいいっぱい。
で、取り戻しに来るのがこの話。
金を取り戻しに行った先の遊園地の隠し場所に金がない。

そこを取り仕切るマフィアの親分に脅しをかけてまたしても「俺の金を返せ」なのだ。
「だから、それはもともと銀行のお金だって」とは誰も突っ込まない。
マフィアの親分に揺さぶりをかけるうちに、結局そのマフィアの内紛状態に首を突っ込むことになる・・というような展開。

それにしても、もう少しマシなタイトルが付けられなかったのだろうか。
タイトルだけ見るともの凄い残虐なシーンの小説をイメージしてしまうが、中身に残虐性などはない。
タイトルから言えば「イン・ザ・ミソスープ」の真逆だ、と言えばわかりやすいか。

邦訳タイトルは各々、人狩り:The Hunter、殺人遊園地:Slayground、殺戮の月:Butcher's Moon とまぁほぼ原題に忠実だったという事か。

チェルシー・テラスへの道(As the Crow Flies) 悪党パーカー(Parker) シリーズ リチャード・スターク(Richard Stark)井淳訳


14/Nov.2008
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