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読み物あれこれではスタッフが各々勝手きままな読書感想文を書いております。暴言・無知・恥知らず・ご意見はいろいろお有りでしょうが、お気に召した方だけお読み下さい。
   
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美少年探偵団 西尾 維新

西尾維新さん、対地球の話が止まっていると思っているうちにこっちの方は筆が早い早い。

・美少年探偵団 -きみだけに光かがやく暗黒星-
・ぺてん師と空気男と美少年
・屋根裏の美少年

去年の末からこっち、書き下ろしを3冊。
これと掟上のシリーズがやけに量産されているような気がするなぁ。

美少年探偵とかってそんなタイトルの本を手にしているだけでそっち系の人かと勘違いされるんじゃないか、なんてカバーを大ぴらに出せないようなタイトル、勘弁して欲しいなぁ。

まぁ、これまでの表紙も似たようなもんだけど。

内容は、廃部になった中学校の美術部の部室を絢爛豪華に改装して、勝手に自分たちの部室として使っている、生徒5人。名乗るのは美少年探偵団。
そのメンバには生徒会長もいりゃ、番長も、陸上のエース、学校の持ち主である理事長家で且つ天才的な芸術家も居る。
そして団長はなんとまだ小学生で、美学のマナブという。
美声、美食、美脚、美術、美学、とそれぞれの持ち味が通り名になって、美声のナガヒロ、美脚のヒョータなどと呼ばれる。

そこへ参加することになるのが、特殊な目を持った女子で、美観のマユミ。
特殊な目とは、あまりにも視力が良すぎて、物を透き通して見えてしまう、そこまでいきゃ、充分特殊だろ。

美声はそのまま声が美しい、美食はおいしいものを食べる方を連想してしまうが、作る方。美脚は足が美しいだけでなく、途轍もなく速い。美術は授業名みたいだが、これも才能。

一つだけ毛色が違うのが美学。
他のメンバは全部才能なのに比べて、これは才能か?
美学というのは考え方のことではないのか。


で、答はやはり才能だった。

このチーム、何より美しくない事を嫌う。
探偵としての依頼事項も美しくなければ行わない。

その基準を決定するのが、美学のマナブ。
小学生なので、実際の学は無いが、美学に徹するところは他の誰にも及ばない。
もはや、才能だ。


第二巻ぺてん師と空気男と美少年で他校にちょっかい出して、第三巻の屋根裏の美少年で他校のリーダーが美観のマユミに接触してくるとなると、このシリーズ、まだまだ続くよ。と言われているようだ。

維新さん、掟上さんと美少年べったりで、当分対地球の話に戻って来ないかもしれない。


彼が書く時に優先する基準はなんだろう。
少なくとも「美しいから」ではないだろう。

自分が楽しいから、とか、100%趣味で書いてます、なんて言葉を良くあとがきなんかで目にするから、たぶん基準はそこなんだろうな、とは思うが、時々、アニメ化するのに最適なものを優先しているようにも見えたりするんですが・・。
気のせいか・・。



美少年探偵団 -きみだけに光かがやく暗黒星- ぺてん師と空気男と美少年・屋根裏の美少年 西尾 維新 著


27/Jul.2016
愚物語 西尾 維新

まだ続くか、化物語。
と思いきや、オフ・シーズンとかで、全く本編には関係ない。
当たり前か。本編はとうに完結仕切っている。

老倉育、神原駿河、斧乃木余接、各々が主人公の三話。

完璧に趣味で書きました、って言うけどそんな事言ったら、趣味で書いて無いのってどれ?って突っ込みいれたくなってしまうが、こりゃ本当に実験的試み100%で書いたんだろうな。


老倉育って、脇役どころか脇の脇の脇でそんな登場人物もいたっけ、と思い出すのに一苦労なようなキャラクターが登場しかたと思うと、なんだか太宰の世界にでも入ったんじゃないの、と思われるような冒頭から始まって、なんだかこれまでとは違う世界が展開されるのかな、と期待持たせてくれたわいいが、何の話なんだこりゃ。

まさか「イジメ」の問題を扱いたかったなんてわけがあろうはずがないし。
それにイジメというほど深刻な問題でもないだろうし。
転校生の周囲で学校しばらく休んだやつがいたぐらいの話ををえんえんとえんえんとえんえんと・・・。
これが西尾維新で無ければ、一話の途中で放り出してしまったことはまず間違いない。

神原駿河の語も、もう終わったはずの忍野扇なんぞが登場したりして・・・これもなぁ。

斧乃木余接と阿良々木月火の話。
これはなかなか楽しい。
月火に振り回される余接が面白い。

月火は不死身人間だったのか。
記憶がリセットされるって、掟上今日子を連想してしまう。

この三つの話には阿良々木暦は登場しない。

これまた、脇を固めたキャラクターののびしろを実験してみた、ということかな。

この実験的試み、全体的には失敗だったんじゃないの?
キャラクターの問題より展開の問題でしょうが、特に老倉育の話なんてひどすぎる。

たぶん、これも次回作が出るんでしょうが、この中で続けて実験してみる価値のあるのは、月火ぐらいかな。

掟上今日子の別バージョンで、「不死鳥 月火の備忘録」なんて。


愚物語 西尾 維新著


07/Jan.2016
人類最強の初恋 西尾 維新

一話と二話からなる話。

宇宙人だの隕石だのと、到底古典落語とは無縁の世界なのだが、何故か、一話の読後は何やら古典落語を聞き終えた様な読後感を感じてしまった。

西尾維新の戯言シリーズの第一巻からさっそうと登場する人類最強、哀川潤。
戯言の主人公の名前がなぞの「いーちゃん」が登場することは二度とないだろうが、脇を固めていた登場人物はその後も登場し、案外それが別のシリーズになっていったりする。
西尾維新ってどれだけ山ほど書いているか、を考えればこれまでのキャラクターの再利用でもしなけりゃ、おっつかんわなぁ。
かつての読者を呼び戻すもくろみもあるかもしれないが。

人類最強が自ら語り部として、主人公として登場するのはたぶん初めてじゃなだろうか。
冒頭は人類最強があまりにも強すぎるので、その手を借りるのはどの組織も禁じ手となってしまい、おのずから哀川潤にはどんな個人もどんな組織も仕事を依頼しない。請負人としての仕事が全く来ずに、暇を持て余す人類最強の請負人というところから始まる。

東京スカイツリーで暇を持て余していたところへ、突如、東京全域を破壊するほどの強烈な隕石?が哀川潤目がけて飛んでくる。

それでもまだ生きてるっちゅうんだから、人類最強どころかもはや人間じゃないだろ。


第二話はタイトルこそ「人類最強の失恋」だが、別に失恋したわけじゃない。
開発された宇宙服の耐性テストのために月世界へ降り立つ仕事を依頼される。

あろうことか、燃料が片道しか入れてなかった。
お前は月で死んでこい、と言われたようなものだ。

そこで哀川潤が遭遇するのが、ポケモンに出てくるような岩の怪物。
強烈な引力を持つ岩の怪物の正体とは?

もう西尾維新にかかると何でも有りだな。

人類最強もシリーズになったりして。



人類最強の初恋 西尾維新著


06/Jan.2016
悲報伝 西尾 維新

四国ツアーの続編。

舞台は坂本龍馬像で有名な高知・桂浜から愛媛・松山まで。

この地では高知の魔法少女チームと愛媛の魔法少女チームが悲しいことに終わりなき戦いを繰り広げており、お互いの戦術を知り尽くしているだけに戦いは膠着状態。

前回、空々空と一旦同盟関係になるが、離れ離れとなってしまった「パンプキン」こと鋼矢が愛媛側、空々空は高知側と同盟し、その膠着状態をぶっ壊してしまう。


今回の登場魔法は砂を自由自在に操る「砂使い」にもっとその上を行く「土使い」。
「風使い」だの「水使い」だの「土使い」だのこんなのが集まったら台風は起こせるわ、洪水は起こせるわ、地震は起こせるわ。
地球と戦うと言いながら、ほとんど地球の技である天変地異を味方にしてしまっている?

かと思えば遠隔地に居ながら、仲間の心拍数だとかの体調を知る、というスマホのアプリあたりで出来てしまいそうなしょぼい魔法まで。


今回の初お目見えは、何と言っても地球撲滅軍の新兵器。

新兵器とはなんと魔法少女ならぬアンドロイド少女だった。見た目には人間そのもの。
桂浜の沖合から猛烈なスピードで平泳ぎで登場する。
登場時はなんとすっぽんぽんの裸で登場。

今回は新兵器 VS 空々空なのだろうと思っていたのだが、初っ端から空々空を上官として扱うのでいきなり悲惨な戦いが始まることは無さそうだ。
弁が立ち、空気を読むという人造人間らしからぬ、新兵器。
まだまだその能力のほんの一部を垣間見せただけだろう。


今回のストーリーのかなり早い段階で松山の中心街は灰燼に帰してしまう。
いったい四国をどれだけ無茶苦茶にしてくれるんだ!

子規記念館は無事だったのだろうか。などと今さら言っても始まらない。

なんせ、この四国シリーズ序盤で四国の人間はほとんど死に絶えてしまっているのだ。

道後温泉に入浴するシーンがあるので、あのあたりは無事だったようだ。
どうやら道後温泉あたりは松山中心街とは言わないらしい。

流れから行ってこの四国シリーズ3作目で高知、4作目で愛媛かと思っていたのが、一気に3作目で高知と愛媛を片づけてしまった。

春夏秋冬各チームもこれでほとんど生き残り無し。
次回はいよいよ、この四国ゲームの主催者側でもある「白夜」との決着か。
天変地異と戦うわけだけら、それこそVS地球みたいなものか。



悲報伝  西尾維新 著


15/Jan.2014
悲惨伝 西尾 維新

四国第二弾。
徳島へ舞台が移る。

西尾維新の四国巡り。
悲痛伝の香川県では、讃岐うどんを堪能するし。
なんだかたっぷり四国の観光巡りをしてそうな書きっぷりではないか。

四国八十八箇所の札所の中でも最も難所と言われる山にも行ったんだろう。

吉野川上流の秘境と呼ばれる渓谷へも行って来たのだろう。
そうでなけりゃ、書けないわなぁ。

これで、四国一周ツアーが決定だ。
次作は高知で次々作が愛媛か。
はりまや橋やら、桂浜やら、暑さ日本一を更新した四万十あたりも観光取材して来てるんじゃないの。


なかなか四国編だけでも長丁場となりそうだ。

地球との闘いがどんどん霞んで行く。

今回は魔法少女でも魔法の桁が一回りも二回りも違うレベルが登場する。
大気を司る力を持つ少女。
水を司る力を持つ少女。
もはや神か?

そのさらに上をいきそうな魔女なる存在も登場してきた。
不明室が開発して一週間を期限に四国に投下されるはずの新兵器が核爆弾でもなければ四国全土を海に沈めてしまう爆弾でもないこともわかってきた。
その新兵器も登場してきそうだ。

はてさて、どんな四国紀行が出来あがって来るのやら。



悲惨伝  西尾維新著


16/Aug.2013
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