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読み物あれこれではスタッフが各々勝手きままな読書感想文を書いております。暴言・無知・恥知らず・ご意見はいろいろお有りでしょうが、お気に召した方だけお読み下さい。
   
Nov.2017
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アナザー修学旅行 有沢佳映

怪我やらなんやらで修学旅行に行けなかった3年生数人。
朝から学校で一つの教室に集められるが、授業があるわけではない。
修学旅行の代わりに奈良や京都の修学旅行コースのDVDを鑑賞させられる。

それにしてもまぁ、なんて真面目な中学3年生達なのでしょうね。
考えられない。
普通、修学旅行へ行けない状況なら、わざわざ学校へ出て来なくても、適当に遊んで過ごすんじゃないにかなぁ。
受験勉強に勤しみたい3年生なら、受験勉強にあてるだろうし、そんなことに興味の無い子なら、今どきなら自宅でゲーム三昧ですか。

いずれにしても真面目に学校へ出て来て、尚且つ校則を守ろうとするなんて・・。
校則からほんの少しはずれたことを行って遊ぶなんて、なんとまぁクソ真面目なこと。


修学旅行へ行けなかったのは、足を骨折した平凡な主人公の女子。
芸能人としてテレビドラマに出演しているため、旅先でファンに押し寄せられたら、との理由で取りやめた女子。
転校して来たばかりの女子。
直前に他校の生徒と喧嘩をして怪我をした男子。
児童養護施設から通っている男子と女子の計6名。

それに中学へ入学してからずっと保健室暮らしをしている男子1名が加わっての計7名。
皆が修学旅行へ行っているその数日間の間に、クラスもバラバラ。
ほとんど会話が成り立たないような集まりが、だんだんと一つにまとまって行くというお話。

児童文学の新人賞受賞作らしいが、なるほど、児童文学にならこういうお話がいいのかもしれない。

この人の作品を実際の中学生が読んだらどう思うのだろう。
大いに気になるところだ。

痛い小説だなぁ、と思われるのか。

感動しました、って思われるのか。

この小説の成否はまさにそこにかかっているのではないだろうか。




アナザー修学旅行 有沢佳映著  2009年講談社児童文学新人賞受賞作品


14/Oct.2010
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