GODZILLA

ほとんどの人が「あれはゴジラではない」といっています。
そして、ゴジラではなく、ただのパニック映画として観れば結構面白いという評価のようです。

そもそもゴジラの誕生の時点で原作とは違うという…。まったく違う内容なので何故これがゴジラなのかという疑問がでてきます。
原作は恐竜の末裔が水爆実験の放射能の影響で巨大化し日本を襲うのですが、この作品ではイグアナが核実験で突然変異しニューヨークを襲うという内容です。
あきらかにゴジラの大元が違うのにゴジラというタイトルで挑戦したこの作品。
しかも物凄く俊敏で、あんな巨大な身体であるにも拘らずヘリからの追跡をビルを使い逃れるという日本のゴジラではありえない行動に出るのも色んな意味で凄いです。
さらにはゴジラの代名詞である放射熱線すら出さないという…。
完全にゴジラではないゴジラと呼ばれる何かは、どうやって入ったかは知らないビルの中で卵を産むという、これまたゴジラと呼ぶにはあまりにもかけ離れた生態をしている。
これではゴジラではなく、スーパードラゴンヨッ○ーにしたほうが良かったのではと思ってしまいます。
ただ、この作品はゴジラと考えず観ることにより大きく評価を上げる作品でもあります。簡単に言えば「ジュラシックパーク」の世界だと思うことにより大変面白く感じられます。先入観あるなしでは全然違うということをこの作品は私たちに教えてくれたのかも知れないと考えればさらにお得です。
以上を踏まえ、この作品を楽しむには怪獣の名前をスーパードラゴン○ッシーと思い込み、世界観はジュラシックパークの恐竜が抜け出た設定にしておけばそこそこ楽しめると思います。
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