内容 評価

タイタンの戦い




オリジナル版を観ている人からは、今作からのオリジナルキャラが必要かどうかで評価が分かれています。
ギリシャ神話を知っている人はキャラクタの設定などが違うことに不満を抱いているようです。




にわかギリシャ神話ファンである私ですが、この作品にはちょっと満足はできなかったです。
いや、ただ私が予告CMとタイトル名のみのイメージで観に行ってしまったのも問題なのかもしれません。

私はオリジナル版の方は観たことが無いのでどこがアレンジされていたといったこと等は指摘できませんが、ギリシャ神話の神々が人間に恐怖を与えようとするのですが、ハデス以外はほぼ人間界に登場しません。あれは如何なものかと。わざわざ神話を使うのならそれ相応の神様を登場させて下さいよ。
加えて、敵もバリエーションに乏しく、もっと色々出せばよかったのでは?と思わざるを得ないほどスケールの小さい内容となっています。
例えて言うなら、RPGで主人公の生い立ちを描くことに夢中になりすぎて容量が少なくなってきた為、戦闘は中ボスが3、4体とボスのみしかプレイできなくなってしまったといった感じです。

戦闘自体は大変面白いものとなっているので、もっとこういった戦闘を見せてほしかったですね。

また、3D映像はメガネをかける分画面が暗く見えると聞いていた為今回は2D版の評価となっています。

内容 評価

TAXI




批判がほぼ見当たりませんが、そこまで褒め称えるほどでもないといった意見が多いです。
アクション性や外見に重きを置くか、コメディや人物に重きを置くかで批評に差がでてくるようです。




フランス製のコメディカーアクションのこの作品、随所に笑えるシーンがある為観ていて飽きることがありません。
タクシーを改造してボタン1つでスポーツカーのようになるシーンはカッコイイと思いつつも笑えてしまいます。

基本は改造タクシーを所持している主人公と警察が力を合わせて犯罪者を捕まえるといった内容です。
ストーリーはあまり魅力的とはいえないのですがそれを補って余りある脚本の力でしょうか。本当に犯人を捕まえるまで大笑いしたり、ニヤニヤしながら見ることが出来ます。
今までの作品では、コメディはコメディ、カーアクションはカーアクションという様に分かれていましたが、それぞれをうまく融合させたのがこの作品なんだと思います。

ほぼ万人に勧められる作品なのでコメディが好きなら観てみるべき作品だと思います。

内容 評価

TAXI2




フランスの日本像が余りにも日本とかけ離れていることが評価を大きく下げているようです。
アクション性が外見に重きを置くか、コメディや人物に重きを置くかで批評に差がでてくるようです。




前作「TAXI」の続編ですが、前作を観ていなくともそこそこ楽しめる内容になっています。
また、警察のジベール署長が頭角を現してきます。つまり、この人がでると笑えます。

笑いに関しては前作に引けをとらない内容ですが、ストーリーの舞台とした日本の設定が酷いです。
やはりまだまだフランスでは日本に侍や忍者が実際にいるという思いがあるようで、勿論この作品にもそういったイメージが大量に使われています。
これにより現実感がいっきになくなり、折角身近なタクシーを題材としたこの作品の面白さが半減してしまいます。
しかしカーアクションとコメディの融合は健在で、そういった不満点は観ているうちに忘れてしまいます。

私としては、前作を観て、続きを見てみたいかなと思った人なら満足できる作品だと思います。

内容 評価

TAXI3




TAXIシリーズを観ている人からは不評のようです。ですが、コメディ部分はあまり不満点は無いようです。




前作「TAXI2」の続編です。前作から出演したキャラが引き続き出演するので、キャ ラクターの関係を知っておくためにも前作を観ておく必要があるようなないような。
というよりも、前作あたりで止めておいたほうが良かったのかもしれません。

しかしこの作品、冒頭のアクションには光るものがあると感じます。アクションとコメディの絶妙なバランスで融合されています。ゲストとしてシルヴェスター・スタローンが出演しているのに驚きます。

ストーリーとしては毎度おなじみ、主人公と相棒のエミリアン主体で、犯罪者を捕まえようとする内容なんですが、舞台を広げてしまったのが残念でした。
今までは市街地を猛スピードで走り回るタクシーがこの作品の魅力だったのですが、今作は途中から市街地ではなくなります。
また、舞台が舞台だけにあまりスピード感が感じ取れなくなってしまいました。これは画面の魅せ方にも問題があると思います。

そして今作のお笑いポイントもジベール署長です。というか、だんだん署長が主役の座を奪っていっているのではと思うほど、主人公の魅力が無くなっていっている様に感じます。

以上を踏まえ、この作品を観る場合、前作までの面白さを期待していると肩透かしをくらう事になるためあまりお勧め出来る作品ではありません。しかし、コメディが観たい場合は別です。昨今のお笑いを観るよりかは何倍もマシな作品です。

内容 評価

TAXI4




コメディのみが好きな人にはそこそこ人気なようです。
TAXIシリーズとして観ると過去最低の内容という人が大半のようです。




前作「TAXI3」の続編です。前作までの内容を観ていないとキャラクターの関係がさっぱり解らない内容となっています。

今作はそもそも「TAXI」というタイトルとキャラクターを使っているだけの別作品と思わざるを得ないストーリーとなっています。
今までは、改造タクシーが様々なカーアクションをするのがこの「TAXIシリーズ」の醍醐味であったにも拘らず、今作ではほとんどカーアクションがありません。ただの使いっ走りのタクシーに成り下がっています。
それに加え、主人公がいつも以上に空気です。ほとんど活躍しません。活躍していたのは完全にジベール署長です。

簡潔に言うと、カーアクションが無くなってしまった「TAXI」という名の署長大活躍コメディ映画です。

今までのシリーズを観た人がこの作品で、TAXIシリーズに見切りをつけるに値する作品です。

内容 評価

TAJOMARU




どうも役者目当てで見に行った人の中でも不評が多く目立ちます。




軸となる御家騒動の外で短編集をやって時間を稼いでる感じがするこの作品。
どうも「藪の中」が原作のようですが、まったく感情移入が出来ず、かといって見ていて先が気になるというでもなし。
というより、先が簡単に読めてしまいその裏を掻いてくれることを願いながら観ていたら終わりました。

小栗旬という旬な俳優を使っているところぐらいしか良いところがないのではないかと思われてしまうほどこの作品には魅力が感じません。
一応違う視点から見れば、「リアルな表現だ」という箇所も見られないこともないですが、「何故この場面でリアルな表現をするんですか?」という苛立ちが先にきてしまい、断念しました。
御家騒動、短編集共に綺麗に終わらせようとして無理をしちゃった結果がこのTAJOMARUなんだなと感じました。

この作品は私は勧める勇気はありません。こういったハズレ作品をむしろ観てみたいという人でなければ、お金と時間の無駄だと思います。

内容 評価

父親たちの星条旗




作品の構成に賛否が別れるようです。
反戦映画としては高評価のようです。




姉妹作である「硫黄島からの手紙」は日本側の視点で物語が進行したが、この作品は米国側の視点で硫黄島の戦いの内容と当時の米国の情勢などを再現しています。

私は「硫黄島からの手紙」の方から観たのですが、こちらは戦場をメインにしてはいると考えられますが、どうやら戦闘前、戦争中、戦時下の米国本土の世相、戦後、戦後の帰還兵3人の心情、現代の彼らによる硫黄島の戦いの内容と色々と変化しています。
そのため戦闘シーンの興奮が途中でいきなり戦後のシーンに移ったりすることにより冷めてしまいます。
ですが、観ていると、この作品はこのように戦後までのシーンを表現しなければただのアメリカ万歳映画となってしまうことに気づきます。
勝利後の帰還兵の心情や国民の感情、を写しながら戦争シーンに戻ることにより、この戦いは自分たちにとって決して誇れるものではない事に気づきます。

また、観るまで簡単なことであるのに気づかなかったのですが、日本の当時の上官の強引な命令に従わされている日本兵をよくTVで紹介され、日本の軍隊は当時はとても酷かったといった内容を言っていますが、相手もなんら変わらないではないかということです。やはり、どちらが酷いということではなく戦争自体が酷いということに改めて気付くことができる内容になっています。

私としては、冒頭の上陸時の戦闘とアメリカの当時の世相勉強映画としてならお勧めしますが、戦争映画(反戦映画)としては「硫黄島からの手紙」でいいのでは?と、いった作品です。

内容 評価

DEATH NOTE デスノート 前編




原作に思い入れがある方からは不評です。
大半の原作を知っている方からは好評のようです。
原作を知らない方からは好評ですが説明不足感もあるようです。




週刊少年ジャンプにて連載されていた「DEATH NOTE」の実写映画作品ですが、今までのコミックやアニメ原作の日本の実写映画化の中では大変優秀な作品であると率直に思います。

今まで散々日本のコミックやアニメの実写映画化を観ては絶望していた私としては、この作品もあまり期待していませんでした。しかしPVを観て考えが変わりました。松山ケンイチが漫画のキャラクターそのままの姿になっているではないですか。それも違和感無く。

ストーリーもほぼ原作通りに進む為、内容は解ってしまうのですが、映像として動くということに感動しました。
また、CGで再現されたキャラクターに関しても昨今のCG技術の中では十分及第点ではないでしょうか。
というか、あのありえない姿だからこそCGもそこまで違和感が無かったのかもしれません。

この作品は原作を知っている方も知らない方もそこそこに満足できる内容だと思われます。ただ、原作を知っていて、今までの様々なコミック、アニメの実写映画化を体験して無い人にはちょっとむかないかもしれません。

内容 評価

DEATH NOTE デスノート the Last name




原作を知っている方、知らない方双方から好評を得ています。
原作のストーリが好きな方にとっては一部不満が残る作品でもあるようです。




前作「DEATH NOTE デスノート 前編」の続編です。
この「DEATH NOTE」は、公開前から前後編に分けられていたのであまり不満をいってはいけないのでしょうが、前作を観ていないと話がまったくついていけなくなります。原作を知っていれば大丈夫ですが。

ストーリー展開としてはほぼ原作通りに進んでいきます。
ですが序盤から原作に沿いつつもオリジナルを取り入れていき、ラストは完全に原作と異なります。

こういった原作の内容を変更した作品の中では充分観賞できる部類です。寧ろ原作がその後、無理な引き伸ばしをしてしまった為に良作から普通に評価が下がってしまったことを考えるとこちらのストーリーを使ってしまった方が良かったのかなと思うほどです。

原作を読んでいるならこの作品からでも大丈夫だと思いますが、原作を読んでいない場合、この作品を観るなら先に前作を観ることを強くお勧めします。

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