内容 評価

イノセンス




意見がほぼまっぷたつになる作品のようです。
また、哲学的な話が苦手、静的な内容が退屈な人には向いていないようです。
しかし、前作、「GHOST IN THE SHELL・攻殻機動隊」が好きな人には最高という評価が多いようです。




まず、前作の「GHOST IN THE SHELL・攻殻機動隊」を見ていないと話をほぼ理解できません。
その上、1回見ただけでは大抵の人が理解できない内容でもあります。
簡単に言うと一般大衆向けの作品ではないように感じます。
しかし、映像は素晴らしいの一言。アニメということもあり、見せ方に制限がないのがこういったモノの強みです。
実は私、この作品を始めに見てしまった為、全然理解できませんでした。
他作品を見に行ったときの予告映像にこの作品があり、映像の綺麗さから何も考えず見に行ってしまいました。
それからしばらくして前作があることを知り、前作、そしてTV版を見た後にもう1度見直してみたところこの作品の内容を理解できました。

1度見ただけでは内容がよく解らないという不親切な作品ということもありますが、全シリーズ(TV版含め)を見てみるとだいぶ印象が変わります。

内容 評価

GHOST IN THE SHELL・攻殻機動隊




この作品を理解できるかどうかが評価の分かれ目のようです。
日本上映当時はあまり良い評価ではないというか、陽の目を見る機会がなかったようです。
アメリカで成功してから逆輸入された時の評価は概ね好評のようです。




この作品は当時アメリカンビルボード・ビデオセールスで邦画史上初のTOP1を記録した作品であり、「マトリックス」の原点でもあります。それを知ってから観た私としてはどうしてもその評価ありきでの評価になってしまうのですが、大好きな作品の1つです。
実際に観たのは相当後になってからでしたが、これが良かったのかもしれません。
映画で1回観ただけでしたら私はこの作品に対する評価が正反対になっていたと思います。
それ程、奥が深く世界観が出来上がっている為、観れば観るほど評価が上がっていく作品です。
ストーリーとしては、マイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した世界で、そういった身体を手に入れた者たちの犯罪を防ぐ為に結成された公安9課(通称:攻殻機動隊)の活躍を描いた作品です。その中で、主人公である草薙素子を軸とした展開となります。

1度観ただけでは理解できない事柄が多く残る作品ではありますが、続編の「イノセンス」やTV版等を観る事により色々と中身を理解することができ、その上でもう1度観なおすと凄くすっきりします。
ですので、時間をあまりかけず、1度できちんと説明されていて、納得の出来る作品を好む人にはあまりお勧めできる作品ではないですね。

内容 評価

ベクシル−2077日本鎖国−




ストーリーがよかったと思う人はほぼいないようです。
グラフィックに関しては概ね好評のようです。
音楽は1つ1つは良いが全体として統一性がまったくないことが不満との事。




西暦2067年に完全な鎖国を行ったハイテク国家日本は、以後10年間1人の外国人も入国させたことがなかった。
10年後の2077年、ある日本人がアメリカで不審な動きをしていることを知った主人公たちはその目的を探るため日本に潜入を試みる。
そして潜入に成功した主人公の見た日本は10年前とはかけ離れたものだった。

と、ストーリーの紹介を見るととても面白そうな内容のように思われるが、私としては期待を悪い意味で裏切ってくれたな、としか思えない作品でした。
まず、紹介したストーリー以降がまったく面白くない。理由としては簡単で、話の中身がきちんと出来ていないと思われるような矛盾やその時代にあっていない事柄が多々でてくるからです。
少し内容を言ってしまいますが、日本人の建物が全てアジアの貧民街のような町並みとなっています。その理由は少しでも人らしく振舞いたいという理由だそうですが、少なくとも10年前の建物は現在の日本の一般的な戸建住宅に住んでいるように思われます。なのにわざわざ終戦直後のような町並みにする必要がどこにあるのでしょうか?お金がないからと思われるでしょうがそんなものはなくとも生活できるようになっているためそういう理由ではないと思われます。
それ以外にもまだまだ疑問を書き綴りたいのですがどれもこれも重要な話のところなのでネタバレを避けるため書きません。
というよりも、重要な場面、話なのに何故これほどまでにツッコミできる程穴だらけであるのかということに苛立ちを隠せなくなってしまう作品でした。

もしこの作品を観てみたいと思うなら期待をせずに観ることをお勧めします。間違っても最初のストーリーの紹介が気になって観るということはしないようにしてください。
それによってまた評価も変わってくると思われるので。

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