ベクシル−2077日本鎖国−

ストーリーがよかったと思う人はほぼいないようです。
グラフィックに関しては概ね好評のようです。
音楽は1つ1つは良いが全体として統一性がまったくないことが不満との事。

西暦2067年に完全な鎖国を行ったハイテク国家日本は、以後10年間1人の外国人も入国させたことがなかった。
10年後の2077年、ある日本人がアメリカで不審な動きをしていることを知った主人公たちはその目的を探るため日本に潜入を試みる。
そして潜入に成功した主人公の見た日本は10年前とはかけ離れたものだった。
と、ストーリーの紹介を見るととても面白そうな内容のように思われるが、私としては期待を悪い意味で裏切ってくれたな、としか思えない作品でした。
まず、紹介したストーリー以降がまったく面白くない。理由としては簡単で、話の中身がきちんと出来ていないと思われるような矛盾やその時代にあっていない事柄が多々でてくるからです。
少し内容を言ってしまいますが、日本人の建物が全てアジアの貧民街のような町並みとなっています。その理由は少しでも人らしく振舞いたいという理由だそうですが、少なくとも10年前の建物は現在の日本の一般的な戸建住宅に住んでいるように思われます。なのにわざわざ終戦直後のような町並みにする必要がどこにあるのでしょうか?お金がないからと思われるでしょうがそんなものはなくとも生活できるようになっているためそういう理由ではないと思われます。
それ以外にもまだまだ疑問を書き綴りたいのですがどれもこれも重要な話のところなのでネタバレを避けるため書きません。
というよりも、重要な場面、話なのに何故これほどまでにツッコミできる程穴だらけであるのかということに苛立ちを隠せなくなってしまう作品でした。
もしこの作品を観てみたいと思うなら期待をせずに観ることをお勧めします。間違っても最初のストーリーの紹介が気になって観るということはしないようにしてください。
それによってまた評価も変わってくると思われるので。
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