読み物あれこれ(読み物エッセイです)
読み物あれこれではスタッフが各々勝手きままな読書感想文を書いております。暴言・無知・恥知らず・ご意見はいろいろお有りでしょうが、お気に召した方だけお読み下さい。
|
元年春之祭 陸 秋槎 著
中国の古代の話、宮城谷氏以外の書き手のモノを読むとこんなにも読みづらいのか。 いやいや宮城谷氏以外も読んでました。 なんだろう。 何故、頭に入って来ない? 前漢の時代の旧楚の国の祭祀を担う一族の元へ、旧斉の国から豪族の娘が客人として訪れ、そこで起こった殺人事件を解決して行こうというお話。 その4年前に起きた一族の長男一家殺人事件。 娘一人を除いて全員死亡。 それに新たに起きる殺人事件。 一帯の集落には一族の3家族しかいないのだから、 それぞれ、外部と遮断されているなら、ほぼほぼその親族内でしか考えられないし、第三者が捜査をしようどころか近隣に住む一族同士。 そんなの毎日一緒に過ごしていれば自然にわかってしまうんじゃないのか。 たまたま滞在しに来た縁もゆかりもないしかも若い娘二人が新たな犯行の犯人なんてちょっと無理があり過ぎる。 なかなか絶賛されていた本だけに期待するところ大だったが。 中国古代を舞台とした現代的?ミステリ、という目新しさはあったものの、なんとも読みづらい本だった。 やっぱり宮城谷氏の本を読みたくなってしまった。 ![]() 13/Sep.2019
|
|