稚内珪藻頁岩(稚内珪藻土)とは
稚内珪藻頁岩(わっかないけいそうけつがん)の誕生
日本の誕生と珪藻土の誕生は、同じ時期に生まれました。
- 約1000万年前(右図)に、プランクトンが異常発生し、海底盆地に大量の死骸が出来ました。
- この死骸が、柔らかい泥状の石となったのが、珪藻土で、日本全国に産します。
- この珪藻土が、海水、圧力、熱で、更に多孔状に変化したものが、稚内珪藻頁岩です。同じプランクトンの起源ですが、全く異なります。
- 昭和60年に北海道が、資源探索で、発見しました。
※珪藻頁岩は、珪藻土が地圧と熱によって岩石化したものです。
プランクトン起源の進化の過程
プランクトン | 珪藻土 | 稚内珪藻土 | |||
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1000倍 | 2000倍 |
顕微鏡写真でも明らかなように、珪藻土より遥かに大きな表面積を有しています。
北海道産で、稚内産が最も優れています。天然鉱物であり、バラツキがあります。
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宗谷丘陵(そうやきゅうりょう):氷河で削られた地形 この下は、稚内珪藻土です。 |
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採掘山(有)稚内グリーンファクトリー | 岩石状態(自然クラック) |
稚内珪藻土特性データ
“北海道大学環境システム工学部データより”
稚内珪藻土特性データ
“独立行政法人産業技術総合研究所データより”